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そしてあらゆる時代において、とにかく累進課税がいいのだ、というだけでは、うーん。力作ではあるんだが、クルーグマンも指摘するように、手を広げすぎるあまりまとまりに欠ける面はある。
すぐに価値が落ちる本ではないので、あまり心配していない。で……著者がそれなりに有名な人で、そんなに悪い本であるはずがないと思ったが、かなり悪い本だった。協力をいかに醸成するか、という本なんだが、協力とは基本的に、力をあわせることで個の寄せ集めではできない大きな成果を挙げる、というのが基本。協力で大きな成果が挙がるから、短期的には協力(つまり力を拠出して損する)しても、長期的には得をする、というのが重要。ところが著者は、こういう計算に基づく(つまり利己性に基づく)協力を否定してしまう。そのため、そもそも協力って何なの、というのがわけわかめになり、ちょっと困ったシロモノになっている
パラダイム的枠組みとか、課題として提示された問題とか、同じ意味の言葉を無意味に繰り返し、それが文、節、章レベルでも見られるという、ある意味でフラクタルな文体になっていて、少し悩む。中身としては、人間がなぜ死ぬかとか、都市と企業のちがいとか、非常におもしろい中身もある一方で、べき乗則にとらわれすぎてあまり納得できない部分もある。でも、様々な分野を統一的に考えて新しい知の体系を作れそうなところは非常にワクワク
オーウェルの傑作。これがくるなら、次はハックスレー『すばらしき新世界』が……と思ったら、それは同時に大森望がやっていたというからオドロキ。伊藤計画『虐殺器官』映画公開記念でのディストピア特集とのこと。
行動経済学の損失忌避というのも進化の過程で生じたもので、男にセックスのことを考えさせると消える、という指摘はすごくおもしろい。2013.10.06 脱稿。出版社の都合で 2014 年夏の刊行になるとか。2014 年 5 月にゲラがきて、6月半ばにだいたい直し終えました
とにかく高学歴のやつを集めればなんかイノベーションが生まれて都市も経済も発展します、というのは、やっぱ必要条件であって十分条件ではないように思う。我が国の駅弁大学が各地ですごいイノベーションと起業を生んだかというと…… 就学年数と経済発展も、強い相関があると胸をはる著者のような人もいる一方で、イースタリーのように、全然効かないという人もいて、どっちも裏付け論文があるので、どう解釈すればいいか悩ましい。2012.04.22 翻訳完了。9/20に出ましたが、とびらのページがまちがえていて差し替えで、予定より数日おくれて書店に並んだ模様。あと、著者名より訳者名をでかくするのはやめてほしいなあ……
■ミルグラム『服従の心理』(河出文庫、2012.01)サポートページ
ミルグラム『服従の心理』(河出文庫、2012.01)サポートページ
ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』(講談社学術文庫、2012.03) サポートページ
著作権とか特許とか、その他各種の財産権をひたすら強化するのは得策ではないことを
も批判は出ていて、練習量だけですべてきまる、というほど単純なものではないし、やっぱすぐにうまくなる人はいて、才能みたいなものもあるんじゃないの、という考えがだんだん出てきたことについては解説で言及。でも、いい本だと思うので、読んでほしい。あと、柏書房版では編集者の趣味で、かなりぼくの感覚にはあわない表記などを強いられたけれど、それもなおした。
オライリー社の台頭が、UNIXのsed/awkを活用した編集と、おそらくは組み版などの本の制作プロセス短縮によるイノベーションによるものだった
可能性のおもしろさに流されて、持つべき慎重さを棄ててしまって変なことになっているのはもったいない
所有権を細切れにしすぎると、それを使おうという段になって合意するのがやたらに面倒になって、ごね得が発生し、結局まったく使いようがなくなる。これは地上げでも知的財産でも相続でもそうだ。だから財産を分けるときにはそういうことにならないように考えようぜ、それからいったんバラバラになった権利をまとめやすくするツールを作ろうぜ、というのはおっしゃるとおり。
私権の制限につながる。それを納得いく形で実現する画期的な手法が提案できていないのが残念。
民主主義でも独裁制でも、それ自体がいいとか悪いとかいうのではなく、その社会の置かれている条件によって最適なものがあるのだ、というのが基本的な主張。市場任せの自由放任が基本的にはいちばんいいという立場だけれど、一方で経済的な下部構造が政治や統治も含めた上部構造を決めるという点ではマルクス的なアレもあるのがおもしろい。五月のパイレーツ・オブ・カリビアンとタイアップ……は無理かな。2011/1/24 にゲラがきた。1/28 に戻す. 解説その他、2/23 に完了したが、著者についての説明でオーストリア学派の話をし忘れたことに今更ながら気がつく (……と書いたらまだ間に合うと言われて加筆)。
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