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本当に大きく成長する会社は、(a)大勢の人々が欲しがる商品を作り、(b)欲しい人全員に届けなければならない。
ほとんどの企業は(a)か(b)の制約に引っかかる。成功したスタートアップ企業の特徴は、これらの両方の制約をクリアしている事だ。
その違いは、育つと大木になるセコイアの苗木と、もやしとの違いほどの大きい差だ。
なぜ急成長する企業は、「スタートアップ」という特別な言葉が使われるのか?
Googleは、成功する前から特別な会社なのだ。
猛烈な競争に直面する。なぜなら市場が大きいからである
全世界と競争しないといけない。
では、人々が見落としているビジネスアイディアを一生懸命探さないといけないという事か?しかし、スタートアップは、そのようなやり方はしない。成功する創業者は、他の人と変わっている。変わっているからこそ、他の人には見えないアイデアが見える。おそらく、成功したスタートアップの創業者自身も、最初は自分がすごいアイディアを見つけた事には気付いていない。しばらく後になって、他の人が見逃している、すごいアイデアを、自分が見つけた事に気付く。その気付きの後では、創業者は、意識的にそのアイディアを追求していく。[注3]しかし、成功するスタートアップが起業される瞬間には、多くのイノベーションは無意識なのだ。
成功した創業者の特徴は、他の人が気付かない問題を発見することができるということだ。技術に強い人は、技術が解決できる問題を発見し成功する事が多い。なぜなら、技術変化が早いので、以前であれば、実現不可能なアイデアだったものが、誰もが気付かないうちに良いアイデアになっていることが多いからだ
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、ウェブを検索したかった。彼らは、既存の検索エンジンの使い勝手がいまひとつで、改善の余地がある事に気付き、そして、改善するための具体的なアイディアを持っていた。彼らが有利だったのは、まさにこの点だ。その後数年間で、彼らが解決したかった問題は、すべての人の共通の問題となった。
成功したスタートアップの成長には、通常、3つのフェーズがある: 1. 初期の段階は、自分達のビジネスを理解しようとするフェーズがある。この時は、ゆっくりと成長するか、もしくは全く成長がない。 2. 多くの人が欲しがる製品の作り方と、その製品を人々に届ける方法を見つけ出すと、急成長のフェーズが始まる。 3. 最終的には、成功したスタートアップが大きな会社に成長する。やがて、会社内の様々な制約や市場規模の壁にぶつかり、成長が遅くなる。
すべての創始者が常に知っておくべき数値をひとつ挙げるなら、それは会社の成長率だ。
「月に約100名の顧客を獲得している」と教える人がいるが、それは成長率ではない。重要なのは、顧客獲得の絶対数ではない。既存の顧客数に対する、新規の顧客の割合だ。
Yコンビネーターでは、良い成長率は、週5%?7%だ。週に10%を達成することができれば、非常に好調だ。1%の成長だとしたら、何をやろうとしているのか判っていない証拠だ。
売上の成長率を見るのが良い。もし、最初に課金しないビジネスなら、アクティブなユーザー数だ。
成長率を達成することに焦点を合わせれば、スタートアップが取り組まないといけない様々な問題を考える必要が無くなる。たった1つの問題にフォーカスすればいいのだ。全ての意思決定において、目標とする成長率を達成できるかどうかを指標にする事が出来る。2日間のカンファレンスに参加するべきか?他のプログラマを雇うべきか?マーケティングにもっと注力すべきか?ある大手顧客に営業をかけるべきか?ある機能を追加すべきか?目標成長率に貢献できるならやればいい。
つまり、多くのスタートアップ企業は、ほとんど可能性の無いアイディアを追求しているのだが、「スタートアップ」という名前を誇りに持ち、その絶望的な努力を正当化しているのだ。
スタートアップを起業するのは、普通のビジネスよりも、難しいな問題を解決する事にコミットする事だ。急成長を生むアイデアを見つけ出すという難しい作業にコミットするのだ。急成長するアイデアは非常に価値があり、そのため、見つけるのも困難だ。スタートアップとは、これまでに見けたアイディアを形にしていく事である。スタートアップとは、研究者になろうとするのに近い。決められた問題を解決しようとするのではない。問題を解決できるのかも分からない。今まで誰も発見していないアイディアを見つけることを宣言している。スタートアップの創業者は、お金儲けを目指す研究者のようなものだ。ほとんどの人は何の発見をすることもできないが、一部の人は、相対性理論のようなすごい大発見をするのである。
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